8月 26 2011
近代日本住宅の変移
戦後の日本を復興させた「高度経済成長期」の到来により,地方から大都市へ人々が集まった「民族大移動」が起こったため,都市部やその周辺部は大変な住宅難となり,低質な住宅がその場しのぎで次々に建てられてしまいます。
その状況を打破するため,都市郊外において大規模な住宅団地の建設が始まります。
その頃までの日本の住宅は木造住宅や長屋が主流でしたが,ここから日本の住宅は団地やマンションへと変わっていきます。
当時の人々はこの団地に憧れたといいます。
そこに「住める」イコール「成功している」という,いわば一種のステイタスだったようです。
月日は流れ,そのステイタスの象徴だった団地も老朽化の波には逆らえず,住む人も去り,解体を待つだけとなります。
実際容赦なく解体され,新しく建築されたところも多いようです。
しかし,この「スクラップアンドビルド」のやり方では多大な費用も時間も掛かります。
近年,「スクラップアンドビルド」ではなく,「リノベーション」によってこれら既存建物を生まれ変わらせようとする動きが増えてきました。
「ただ壊して新しく造る」という考えから,
「既存の価値あるものは活かしつつ建物自体を再生向上させる」。
建設会社の技量も確かめられる,いい潮流になってきたとおもいます。
コメントは受け付けていません。